まず始めに、2018年の秋から開始したアンケート結果からお届けします。
死生観の冊子内容をより現実に沿ったものにするために、身近な方や、Google によるアンケートへのご協力をお願いしたところ、10代~80 代の約100名の方にお答えいただくことができました。
※依頼人が、40~70代ということもあり回答者の年代にも偏りがあることをご容赦下さい。
いただいたアンケートより、以下のことが見えてきました。
Q1:死について知りたいか?という問いに対して、左記のような結果になりました。
死について知りたいと思っている方は全体の 56%と、半数を超えました。続いて考えたくない方は 20%、分からないと答えた方も15%という結果になっています。 また、常に考えている方も 1%と少ないながらいらっしゃいました。
Q2:死についての知識は誰から教えられたか?
死についての知識は、殆どが両親(特に母親)や、祖父母から得ているということが分かりました。
日常のやり取りの中で自然と伝えられ、死が認識されていたと考えられます。
しかし、核家族化が進むとともに祖父母から伝えられる機会も減り、内容も変化していくのかもしれません。
Q3:信じている宗教があるか?
今回、回答下さった方の 62%が、特定の宗教を持っていないという結果となっています。
神仏分離などの歴史的背景、新興宗教による事件など様々な背景も要因にあると思われますが、実際、宗教を持たないと回答した方も、冠婚葬祭、初詣やお宮参り、七五三のお祝いなど、昔からの慣習で何らかの形で神仏に依っているようで、これは宗教的な観念がないこととは別のようにも考えられます。
長くなりましたので次回に続きます。